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INTERVIEW

未体験の向こうに、
目指す未来がある。

T・W

新卒入社 26年目

制御システム事業部
課長

入社12年目に訪れた、

転機となる大仕事。

2011年。

ある鉄道会社様から日本有数の規模の百貨店の建て替えに伴う、

中央監視システムの依頼が来ました。

 

求められたのは「オープンなシステム」の構築と運用。

シンプルに言えば、ビル全体の設備や機器に、

どんなメーカー製の製品をつないでも管理できるシステムです。

 

システム開発自体の難易度も高く、

導入可能性のある各メーカーとの仕様調整に膨大な作業量が見込まれました。

 

また、日本を代表するようなモノづくりメーカーの方々を

協和テクノロジィズがまとめていくという立場も、大きなプレッシャーでした。

 

過去、社内にも似たような実績はありましたが、

これだけの規模となると完全に未経験のチャレンジ。

しかも業界内でも最先端の分野のため参考事例はほぼゼロの状態。

 

できることと言えば、自分たちでマニュアルを引き、実機テストを重ね、

社内でも経験のある技術者を探し訪ねて回っていくという、地道な作業です。

 

その上、各メーカーの担当者の方々とも打ち合わせを重ね、

何度もシステムを改善して…。

 

クライアント担当者の要望も高く、そこに食らいついていく毎日。

ただ、いつの間にか環境が変化していくのを感じていました。

 

当初は私たちの社名も知らなかった協業先メーカーの方々の反応も、

何十か月ものやり取りのうちに

「わからないことは協和さんに聞けばわかる!」と、変わっていきました。

プロジェクトは無事終了。

新協和スタイルのはじまり。

クライアントが要望する基準を満たしたシステムを備え、

2013年にビルは無事完成。

 

ニュースなどでも取り上げられたのを、

きっと皆さんも見られたことがあるんじゃないでしょうか。

 

我々が手掛けたその中央監視システムは業界の新しいスタンダードとなるほど。

実績としても注目するべきものですが、

この案件を通して社内に生まれた知識やノウハウも大きな財産です。

 

実は私も、この一連の案件で得たノウハウから

「オープンLABO」という取り組みを始めたんです。

 

これまでのビジネスの様に、

すでにある商品やサービスを提供するだけでなく、

未解決の課題やニーズに様々な関係者を巻き込みながら取り組むための動きです。

 

協業先、自社の各部門、インターン生などとともに

「可能性の検証」プロジェクトに取り組み、ここから成約実績も生まれてきました。

徐々にですが、社内にも、こうした挑戦に対する共感者が増えてきているのを感じます。

 

自分自身を振り返っても、

2011年の案件との出会いから仕事への姿勢が明確に変わったのを実感しています。

たとえ未経験で自信がない案件であっても、取り組んでみること。

 

もちろん苦労も困難もあり、挫折しそうにもなりますが、

その挑戦の先に新たな価値が生まれ、

自分自身の自信になり、その後の姿勢が一変する。

同時に、会社全体の技術レベルも大きく進化する。

 

おそらくこれまでの協和テクノロジィズも、

そうやって70年を積み重ねて来たんだと思います。

 

きっとそれはこれからも変わらないこと。

私も協和テクノロジィズも変わり続けます。

そしてこれからの可能性が大きい新入社員の皆さんとも、

同じように挑戦を通して一緒に成長していければと思います。

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